Qcon Tokyoで感じたこと
せっかくだからやっぱりoutputしなきゃね。
Qcon Tokyo行ってきた
今まで感じたことのないくらい素晴らしいイベントでした。最後のパネルディスカッションが終わった時にはあるしゅの感動すら感じることができました。刺激的な2日間をありがとうございました。感謝、感謝。
クラウドはバズワードでもブームでもない
今回のイベントのメインテーマでもあった?クラウドですが、行く前と行ったあとでは大きく価値観が変わりました。行くまでは、クラウドにあまり興味を持っていませんでした。行ったあとは、今後はクラウドの知識無しにはこの業界はやっていけなくなるとさえ思いました。
クラウドで変化すると予想されるのは下記です。
- インフラの選定がなくなる
- RDBMSがKey-Valueストレージに変わる
インフラの選定がなくなる
クラウドとはなにか?残念ながら私はまだ適切に説明する事はできません。
クラウドの概念を理解するにはAmazon Web Service[Amazon EC2](以下AWS)を説明するのがわかりやすいかもしれません。
AWSは、レンタルサーバ(ホスティングサービス)でサーバの追加が容易に迅速に出来るサービスと考えるとわかりやすいかもしれません。
メモリが足りなくなった、ハードディスクが足りなくなった、という時にはすぐに追加出来ます。
Amazon Web Service in ActionにてJeff Barr氏は次のように話していました。
「Animotoというサイトでは当初始めた時は50台のサーバだったのが3日で3500台のサーバが必要になった。こんな時にAWSでは迅速に3日という短い期間でも次々とサーバを追加することができた。こんな事はいままでのインフラでは出来なかったでしょう。」
ここからわかることは、サーバの選定および要領などの事前見積もりやスケールアウトするための考慮が必要なくなるということです。必要になった時に必要になった分だけ後で追加できるのですから。当然のようにバックアップもAWSが行ってくれるでしょう。
今後は、インフラが大きく変わると予想されます。AWSなどのクラウドが一般的になり安価になるにつれて、クラウドはアプリケーションプラットフォームと化するのです。
AWSのようなクラウドが安価になれば今までgoogleなどと対抗できなかった小さな企業もおもしろいサービスが出せるようになるかもしれません。
インフラ技術者、インフラ業者は大きな転換期を迎えるでしょう。
また、アプリケーション開発者も同様に大きな転換期を迎えると思われます。
クラウドと対で考えられるDB(Key-Valueストレージ)も大きな点です。
RDBMSがKey-Valueストレージに変わる
近年データ量は増加の一途をたどっています。データ量の増加によりレスポンスに問題が発生しています。
データ量が多いコンシューマ向けのサービスでは既にレスポンス改善のために次のような実装を行っています。
- トランザクションレス
- テーブルがメモリで処理できるようにDBをテーブルの種類毎に分割
- Joinの排除
など・・・
もうRDBMSの機能ではレスポンスは満たせなくなってきているようです。
(残念ながら私はそこまでの経験はありませんが・・・)
今後はクラウド、Key-Valueストレージの知識を必要とするようになると思われます。
(また後で追記するかも?、各セッションのメモもblogに落とさねば・・・)