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丸山先生のクラウドの未来予想図

現時点では、Amazonを除いては、パブリックなクラウドを利用したシステムの提 案は、難しいです。
売るものがないのですから。ここでは、「エンタープライズ は無理」というのは、正しいのです。

来年は、どうでしょう。ちらほら、商用化されたパブリック・クラウドを部分的 に利用した提案が、出てくるでしょうね。
対抗陣営としては、営業レベルでは、「エンタープライズでは無理」というセールス・トークが、重要になります。
クラウドに懐疑的なイデオローグは、今より、重用されるでしょう。多分、大勢と しては、そちらが優勢でしょう。

さ来年は、どうでしょう。きっと、二年もあれば、模様眺めしていたり、パブリック・クラウドを批判していた人たちの一部は、クラウドでもプレゼンスを示さなければと考え始めるでしょう。でも、大勢としては、現状維持勢力が強いでしょうね。ただ、営業での激しい戦いを反映して、セールスとしては、不安をあ おるだけでは営業が出来ないと、価格でも対抗しようとするでしょう。でも、そ れは、ボディ・ブロウのように、自分のビジネスにきいてくるはずです。クラウド側では、その時点での最適な、組み合わせを提案の中心にするようになるでしょう。

まあ、このあたりでやめておきましょう。これぐらいが、僕の一番、「楽観的」 なシナリオです。

私もクラウドは遅かれ早かれ確実に浸透していくと思います。クラウドエンタープライズを適用するにはセキュリティの問題が指摘されると思いますが、クラウドを利用する企業の事例が増えるにしたがって大丈夫なんだろうということになり、エンタープライズでも浸透していくと思います。


クラウド大全に書いてある内容でそうなるんだろうなと思ったものがありました。(下記クラウド大全より)

19世紀の電力はみな自家発電でした。つまり電力を必要とする企業は、みな工場の中に自家発電の設備を備えており、それを当然と思っていました。しかし20世紀に入り、それまでの自家発電に代わって、巨大発電所を中心とする配電ネットワークが整備されたことで、エネルギー価格が大幅に下落し、社会の工業化が大いに進みました。
このような発電で起きたことが、21世紀には情報処理で起きようとしています。

おそらく自家発電から巨大発電所に切り替えるときには巨大発電所に問題が出てしまうと影響を受けるから自家発電がいいのではないかとか懸念がたくさんあったのではないかと思います。これはいまクラウドに切り替えるか切り替えないかの懸念事項と同じように思います。また、巨大発電所をGAEに置き換えたときにGAEのおかげで価格が0円スタートになりました。

一方で歴史は繰り返すのでハードウェアが一気に性能を引き出す時期が来てクラウドじゃなくて一台のPCでも大丈夫だよ。それに適したプロジェクトというのもあるんだ。なんでもかんでもクラウドというのは間違っているよという時代もくるのかなも思います。

いずれにしても今後が楽しみですね。大きなパラダイムシフトを経験できる時期がきそうです。その時までになにを準備できるか準備しておくべきか。考えどころですね。私はGAEです。
クラウド大全 サービス詳細から基盤技術まで (単行本(ソフトカバー))
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